長い問題文

最近の問題は国語も理科も社会も本当に問題文が長くなりました。

図や資料もふんだんに盛り込まれているし、実際にそこから読み取る内容はさまざまあるので粘り強く読んでいかなければなかなか解けません。

しかし、模擬試験などではあまりそういう問題はみかけない。どちらかといえば、ひとつの問題文はそれほど長くはなく、むしろたくさんの問題を解かせて差をつける、というような形式になっていることが多いのです。

で、この違いは合格判定でも若干の違いを生むことになります。

模擬試験の合格判定は完全に偏差値で行うのであって、どのような問題に強い、弱いは判定しない。

しかし、学校別の出題傾向には違いがあるし、先のように長い文章を粘り強く読んで考えるというような力が本当に診断されているかといえば、そうではないところがあるわけです。

だから脅すわけではないが、合格可能性の判定が高いからといって安心できない部分はあるわけです。

長い問題文を見れば、普通はやる気を失います。え、こんなに長いの?いやだなあ。面倒だなあ。

これが当たり前なのです。だからこそ、慌ててやればもっとできないに決まっている。だから量をやらせてはいけないのです。量をやらせると、間違いなく急ぐから粘り強く読む、ということにはならない。

学校別の出題傾向を調べていって、長い問題文の学校の場合、この粘り強さが合格の決め手になりますから、量をこなすのではなく、ていねいに解いていく練習をしてください。


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勉強の習慣をつけるには

勉強の習慣をつけるというのは、ある意味大変なことかもしれません。
子どもたちにはやりたいことが、たくさんある。友だちと遊びたいし、マンガもみたい。ゲームもやりたい。
そういう中で勉強するのは当たり前だ、という感覚が身につくにはある程度、強制的に勉強をさせるということは必要なことです。
ただ、強制するといっても、働くお母さんにとっては大変なこと。
だから、勉強のおもしろさを教えていく必要があります。
特に低学年の子どもたちはほめられると、とてもうれしそうにしますね。
なぜだろうか。純粋にうれしいからです。これが少し学年が上がると、「うれしいと思うのが、照れくさい」ということになってくるんだろうと思うのですが、1年生、2年生のうちは、ただうれしい。ほめられたい、と思っているのです。
だから、1つ、2つの課題を毎日与えて、帰ってきたら、いっしょに答え合わせをする。そして大事なことですが、
必ずほめてあげてください。

そうすると、明日もほめられたいと思うのが子どもたちなのです。

褒められる経験は子どもたちの勉強に対する態度を積極的にします。そして、ここが重要ですが、成長するために学習は不可欠な要素。それを当たり前と思えるか、いやなことと感じるか、その差は大きいのです。
帰宅後はいろいろ、やらなければいけないことが多いと思いますが、ぜひその時間をとって、お子さんに勉強する習慣をつけてください。


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