土曜日や日曜日、1年分の過去問をすべてやろう、という日があったら、試験科目の順番も本番と同じように進めてください。
多くの学校では試験科目の順番は公開してくれていると思います。
だいたい、(A)国語→理科→社会→算数 もしくは (B)国語→算数→理科・社会
という順番になることが多い。(A)の場合は4教科均等配点に多く、(B)の場合は算国の傾斜配点の学校に多い。がいずれも国語が先頭にくる学校が多いようです。
採点を経験されるとわかると思うのですが、国語の採点は算数の採点に比べて時間がかかります。算数の答えだけ、という採点は比較的短時間で終わる。ので、先に国語の試験を終えて、採点を開始し、採点時間を確保したいという狙いがあるのです。
実際、最近の入試は発表までの時間が短縮されているので、採点は同日中に終わらなければいけない場合が多くなりました。同日発表の学校もありますから、本当に採点作業は急ピッチで行われます。だから、国語を先にやって、早く採点を始めたい、というのが本音でしょう。
しかし、これは受験生にとってもメリットがあります。国語の場合、できた、できない、というのは感覚的にそれほど明確ではない。答えは一応書けるし、漢字もそこそこ答えられるから、マアマアかな、という印象を持ちやすい。
ところが算数ははっきり出来不出来がわかります。だから最初に算数が来て、がっかりしてしまうと、もう次の試験で力が入らなくなってしまう。
だから、通しで順番通り練習をすることも大事です。
最後までしっかり解き上げる、試験が終わるまではあきらめない、という姿勢を身に着けるべきです。
算数ができなくても、自分ばかりではないかもしれない。実際に算数が難しくて、差がつかない場合もあります。そうなると他教科の点数が大きくなる。だから最後の理科社会で逆転できる場合があるのです。
試験は最後までしっかりやりきる、という練習も時間を作ってやりましょう。
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