4・5年生、ついていけないと感じたら

最近の大手塾のスタイルというのはやはりシステム化、定型化されています。カリキュラムとテキストが決まり、月例テストに日程が決まっているので、それまでの間に教える内容を教えてしまい、練習させるべき問題を練習させる、というプログラムになっています。

したがって講師陣も決められた内容を決められた時間で教える。しかし、子どもたちの理解度には差が当然あるわけで、それを「塾が決めた時間」内に理解できる子がすべてというわけでは当然ありません。その分、それをどこかで復習したり、練習する必要があるわけですが、塾が決めている授業数なり練習の工数(問題数)が多ければ必然的に他のことをやる余裕はなくなります。

で、問題はこの流れに乗れなかったとき、なのです。乗れている分には別にどうこういう必要もない。そのまま乗って行けばいいわけです。ただ、乗れなかったら取り返せないのか?と言えばそんなことは当然ない。

しかし、同じやり方では難しいでしょう。なぜならばシステム化されている以上、あまり余裕を持たせない。いっぱいいっぱいの工数で組み立てて、他のことはできないようにできているからです。

だからうまくいかなかったら、やり方を変えるのが一番良いのです。もちろん多少なりとも時間をかけて様子を見ることは大事だが、それでも1年で充分。1年間大きな成長が見いだせないとすれば、それはやはりそのやり方を変えないと、同じことが続くだけ。

新学年に進むにあたり、もう一度良く勉強のやり方を点検してみてください。


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バランスの悪さを改善する

模擬試験の結果を見ていると、科目のバランスが悪い子が結構いるものです。

例えば算数はいいが、国語は悪い。社会はいいが、理科は悪い。これはやはり文系理系の好みが出ているケースでしょう。

しかしそれだけではない場合も少なくありません。

例えば、理科の化学と物理の範囲はいいが、地学と生物はだめで、かつ社会も歴史がだめ、という子はやはり暗記が不得意だ、ということになるでしょうし、また記述問題になると点数がまとまらない、というような特徴が出てくる子もいるでしょう。

こういうバランスの悪さが不利になるところはあります。

例えばせっかく算数ができたのに、国語と社会ができなくてアドバンテージを利用できなかった、ということはあるのです。

残りの時間、多少なりともこのバランスの悪さは解消していきましょう。つまり、不得意なことを多少なりとも埋める。

そんなことを言っても、今までできなかったものがそう簡単にうまるわけがない。

その通りなのです。

でも、それでも何もしないよりはした方が良い。

科目のバランスの悪さは、悪いところが特にひどく出る場合があるからです。なので、少なくとも基本的なことはある程度できる、ということにしておいた方が良い。

覚えるのが下手でも、とにかく繰り返し練習して、覚える。

力学が得意でなくても、基本と思えるところだけでもできるようにする。

そういう数点の積み重ねが合格点につながります。

最後まであきらめずに準備していきましょう。


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