中学受験のカリキュラムとは何か?
フリーダム進学教室のカリキュラムを作るとき、いったいどこまで手を広げるべきか、を考えました。本来中学入試ですから、小学校履修範囲ということに本来ならなるわけですが。それでは、まったく差が付かない。
なので、中学受験の範囲は「小学生でもできる」という何ともいえない出題基準で広がってきたわけです。
一応、二次方程式は出さない。ということになっているが、例えば直角三角形ですべての辺が整数値になるのは、3:4:5とか5:12:13なので、この辺はいろいろと応用を利かす分、二次とは言えないがまあ二次方程式もどき、も出題されるわけです。
で、出題されたら、塾としてはこれが他の学校にも出るかもしれない、ということになって、テキストでその基本となることを教える。教えるからその範囲は小学校の範囲を大きく逸脱してほぼ、中学校2年、一部3年まで拡大するということになります。
だから、中学受験の範囲は小学校5年、6年、中1、中2までをやることになるわけですが、じゃあ、中学校の教科書をやればいのか、といえばそうでもない。例えば正負の数は元からやらないわけです。(でも移項もどきは当然やっているわけですが)
で、結果として中学受験独特の教え方、みたいなものが生まれている。これが中学受験のカリキュラムなのです。だから、一定ではない。今年もいろいろな学校の問題を解いたところで、「ああ、これはやっとくか」というようなことがおこる。だから毎年広がっていく。
でもそういうことをやっていくとテキストは間違いなく分厚くなるわけで、そういうのは問題演習で学べばいいんじゃないか?ということにしたわけです。
目標の学校によって、そこまでやらなければいけないということもあるかもしれないが、「まったく不要」というところもある。だから最初はぐっと絞り込んで、基礎を学び、志望校が決まって出題傾向にしたがって応用の枝葉を伸ばす、というスタイルになった。
だからフリーダムは2年で終わるのです。
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