割合の3公式という式があります。
基本は
全体にあたる量×割合=割合にあたる量
というのであって、残りは全体にあたる量、割合を求める式になるので
割合にあたる量÷全体にあたる量=割合
であり、
割合に当たる量÷割合=全体にあたる量
ということで、どんなテキストにも載っているでしょう。
しかし、割合にあたる量とは何か、全体にあたる量とは何か、というのがピンとこない。しかし、公式になっているので、これを暗記しようとする。
割合ができなくなる一番の原因がこれです。
実体が今一つわからないものに対して「割合にあたる量」という名前を付けてそれを扱おうとしているわけですが、「割合にあたる量」ということばが逆に独り歩きして、割合という概念がイメージとしてつかめなくなります。
実は3分の1、なんてもう実生活で知っているのです。いろいろ食べるものを分けるからでしょう。例えばピザを8つに切って、3つ食べるとこれは8分の3ですから、これが割合。
ピザの8分の3を食べたら、食べた分が割合にあたる量になります。
頭の中でこれが動けば、割合はわかってきます。
具体的に何を示しているのか、子どもたちがイメージをつかめば、あとは分数の計算さえできれば、割合は突破できます。このイメージをつかむ前に公式を覚えさせてしまうので、かえってわからなくなることがあります。
まずはじっくりイメージを作ることが大事です。
今日の田中貴.com
自分で考えて答えを出す力
受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
間引くことも必要
今日の慶應義塾進学情報
模擬試験から課題を見つける
にほんブログ村