学習を進めていくと、子どもの能力差を当然感じることはあります。
ある問題に対する解き方を教えて、すぐ分かる子もいれば、いろいろ説明してもピンとこない子がいる。
いくつかの内容を覚えさせてみると、すぐ覚える子がいる一方で、なかなか覚えられない子がいる。
こういう能力差は当然あるのです。ただ、当然、その差を埋める努力というのも存在する。
どのくらい時間がかかろうと、結果として覚えきってしまえば、その結果がで入試に合格できるレベルに達するでしょう。
どのくらい問題をやろうと、最終的に入試でできれば合格してしまうのです。
ただし、子どもの持ち時間は当然そう長くはない。徹夜勉強ができるわけではないので、限られた時間で効率良くその努力を進めるためにはどうすればいいか、ということを考えないといけないわけです。
例えば知識について言えば、中学受験に出る全体を100としたとき、その30%が入試問題の7割を占める、というような法則性はあるわけで、じゃあ、その3割を覚えれば、70点は取れる、ということになるわけです。
それで各塾とも暗記テキストを作る。その30%がそれに載っているわけで、これは一覧してみると各塾とも内容はそう変わらない。だからどれか1つを確実にやっていけばよい、ということになるのです。
能力の差を埋めるために、どのような効率的な勉強法があるか、をいろいろ考えていかないといけない。
そして最も大事な方法が学校別対策なのです。
良く出るものから勉強する。特に各校の出題レベルはそう大きく変わらない。テーマは広いところもあるでしょうが、レベルは確実に絞れる。だからその出題レベルを集中して勉強すればいいのです。
組み分けにとらわれて、すべてのレベルの問題をやろうとすると破綻します。6年生はこれから志望校の出題レベルを意識して勉強していきましょう。
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5月27日 ”追加”中学入試説明会 「学校別対策の考え方」のお知らせ
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