算数の問題ができないとき、その子は解答を写していました。
板書を写したり、テキストの解説を写したりする。
写すのは時間がかかる。でも、一応、情報が集約されるから、というので写している。明らかに最初はノートをきれいにまとめることがすべて、だったような気がするのです。
で、ここで終わる子もいます。だからこの勉強方法は万人に薦められるわけではない。
しかし、この子は書いているうちに内容を理解する、というプロセスがあったようなのです。
写す、しかもきれいに写す、というためには当然、何を書いてあるか、いったん自分のメモリーに写して、それをノートに書くわけですから、確かに文章や解説が本人の中を通る。
通っていくうちに、だんだんできるようになってきたのです。
その分、時間もかかるし、本当は自分で考えていないから、勉強法として理想的、というわけではありません。でも、何もしないよりはいいかもしれない。
何も書かないよりは書いた方が良い。
わからないなら、まずは解き方を写してみよう、と一歩を踏み出したことが、ひとつの成長を生み出した例です。
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