考える力をつけるには

上位校の問題は今年もなかなか骨が折れました。

小学校6年生でよく解けるなあ、と感心するところは大きいわけですが、しかし、やはりこれは勉強の賜物、という感じがします。

で、これだけ考える力をつけるためには、ある程度たくさんの問題を解かないといけないわけですが、ただ数をこなせばいいというものでもない。

実際には、やはり一問にこだわる解き方をしてきたか、ということが大事なのです。

たとえば子どもが同じ問題を延々、30分も解いていたとしたら、多くの人が「もう答えを見たら」と指導するでしょう。しかし、本当を言うならば持ち越した方が良い。つまり、答え合わせはしないで、また考えるのです。

時間をおいて、また考え直す。そうするとふとした瞬間に「こうじゃないか」と思える時がやってくる。そうなるともう自然に自分でノートを開いてまた解き始めているものなのです。

答えが出るとこれはなかなか良い経験をしたということになります。

そこまで考えることでいろいろなやり方を試すことができるので、実際は何問もやったのと同じ効果を数少ない問題で得られるのです。

最初のうちは、数にこだわらず、1問1問じっくり考えて欲しいと思います。

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5年生から上位校を狙う

5年生から受験勉強をして上位校を狙う、というのはほとんど不可能、だと思われているかもしれません。4年生からやってもなかなか難しいのに・・・。

しかし、4年生でやっていることは基本的な内容が多いので、それを追いつくのはそれほど難しいことではない。5年生からやっても十分に間に合います。問題は、最終的に上位校のレベルの問題が解けるようになるか、であってスタートの問題ではない。

で、これに関してひとつ言えることは「はっきり狙う必要がある」ということです。

例えば、成績が上がってきてできるようになれば上位校を狙おう、というのではなかなか成績は上がらない。

多少なりともがんばらないと上位校のレベルには到達しない。

ただしがんばるといっても、たくさんの問題を繰り返す、のではありません。

その学校のレベルの問題をやる、ということに尽きるのです。

多くの場合は、基本から始まって標準的な問題、応用的な問題とやっていくでしょう。しかし、基本から始まると標準的な問題までできるようになるだけで結構な時間がかかる。その結果として、上位のレベルまでたどり着かない。

だから上位校を狙う場合は、ちょっと基礎をやったら、次にもう入試レベルの問題に進ませてしまうのです。

当然、すぐにはできません。でも、そのレベルの問題を考える、ということが大事。そして苦労して考えて、解き方が少しでも理解できれば、それで訓練にはなったから結果を求めずともそれで終わらせて良いのです。

子どもが勉強できる時間は限られます。子どもたちは朝から活動をしていて、疲れやすいので、本当に受験勉強に使える時間はそう長くはないから、無駄な時間は使えない。

なので、基本問題や標準問題にあまり、時間をかけてはいけないし、たくさんやらなくてもいい。むしろその学校のレベルの問題に時間をかけていきながら、思考力を鍛えていくことが大事です。

基本、標準的な問題をこなそうとして飽きて疲れてしまうよりは、その方が後後伸びていく可能性がある。

他の塾のテキストを見ると問題が多すぎて、上のレベルまでたどり着かないところがありますから気をつけてください。

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