考える練習

ある程度、受験勉強をしてきて、知識や問題の解き方を覚えてきているわけですが、ここから先はそれをどう使って問題を解くか、正解を導けるか、ということが大きな課題になります。

確かにたくさんの問題練習をすることによって、それなりに経験値も増えてはくるものの、しかし、これは上限がないというか、どこまでやっても大丈夫ということはあまりない。逆に問題数をたくさんやっても、考える訓練が十分でなければ、力はついていきません。

どうしても受験勉強の場合、何題解いたか、とか、何時までがんばったか、みたいなことが話題になるわけですが、本当は考える訓練はそれでは量ることができません。実際にたくさんの問題を解いたように見えて、ただ答えを書いているだけだとすれば、それが考える訓練にはプラスにはならない。また夜1時、2時まで勉強した、といっても実際に考えていないようではこれも訓練にはなっていない。

だから、そこにあまり目を向けない方が良いと思います。特に小学生の受験の場合は、体力があるわけではないので、そういうところに目を向けても空回りすることが多いのです。

大事なことはしっかり考える訓練ができているか、ということです。本人がいろいろ考えているという過程がある限り、問題数が少なくても相当力はつく。逆にただ何となく答えを書いているだけ、終わらせるだけではだめなのです。

ではどうすればいいでしょうか? 基本的には子どもたちにそのことを良く教えてあげることです。「自分で納得できたかを大事にする」がポイント。

1問がなかなかできなくて、解説を読んだり、表やグラフを駆使して、ようやく理解できた、ということがあると思うのですが、ここで「自分がよくわかった」と思えれば、その時間をかけるだけの甲斐があったということなのです。

この夏休み、何問解いた、何時間勉強した、という数値にとらわれることなく、子どもたちが納得の行く勉強ができたかどうかを大事にしてください。


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国語はコツコツと

国語の力は大きく分けて3つの力に分類することができます。

ひとつは文章を読む力。何が書いてあるのかをつかみ、著者の意図をくみ取ることができる、という力。

次は問題を考える力。文章の意味がわかったとして、問題の答えを考えられなければいけない。例えば、そのとき主人公はどんな気持ちだったのか。なぜ、そんな行動をしたのか、という問いに対して答えられなければなりません。

最後が書く力。もちろん問題を考えれば当然答えを書かなければいけない。これが選択問題であれば、記号で答えればいいわけですが、解答形式は選択式とは限りません。自分のことばで説明しなさい、という記述式の問題も近年増えているので、自分の考えた答えを文章に表さなければなりません。

この3つの力がそろって国語力というのだから、単に文章を読む力があったとしても、国語の点数はあがらないわけです。

良く本を読む子はいますが、だからといって国語の点数が良いかと言えばそうとは限らない。こういう子は確かに読む力はついているのですが、問題を考える力や書く力が十分でなければ国語の点数は上がらない。

ついでに言えば、問題を考える力は自分なりに考えるではなく、あくまで文章を原典にして考えないといけない。問題の出題者は著者ではないので、本文のここにこう書いてあるから、答えはこうでなければならないという論理で問題を組み立てます。だから、その考え方を練習して身につけなければならないわけです。

ということで、この3つを鍛えるのにはやはり読解問題をコツコツ解いていくのが一番なので、早い時期から入試直前まで一定のペースで練習を積み上げていくことが唯一の方法といえるのです。


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