志望校の決め方(3)

次に決めるのは、スクールカラーでしょう。実は、志望校を決めるにあたって、最も大事だと思うのはこのスクールカラーなのです。

スクールカラーはいろいろありますが、大別すると放任型と管理型になります。放任型というのは、非常に自由な校風ですが、自由にもいろいろ度合いがある。たとえば、まったく制服がない、という学校もあれば、基準服というスタイルを決めて多少なりとも自分でアレンジして良い、という仕組みの学校もあります。ただ、基準服がある学校はジーパンを学校にはいていくわけにはいかないので、やはりそれなりにチェックされるところはあるわけです。

校則もやはりいろいろで、「自分で考えることが校則」という学校もあれば、多少なりともいろいろなルールを決めている学校もある。
例えば携帯電話は全く持ち込んではいけない、という学校もあるし、それも自由に決めてよいという学校もあるわけです。
その辺は良く学校説明会を聞いておいた方が良いでしょう。

子どもがいろいろな可能性を試すという点においては、やはり自由な学校の方が良いと思います。ただ、当然中学生は自由と放任を取り違えるところがある。だから、何をしてもいい、と勘違いしてしまうところがあり、まったく勉強しなくなって成績がふるわず、突然退学を言い渡されたりする場合もあるのです。

そういうリスクを考えるならば、多少なりとも学校がしっかり管理してくれた方が良い、というので、近年管理型がお母さんたちには人気があります。しかし、子どもたちにはストレスがかかる部分はあるでしょう。成績も細かく管理され、宿題も多く、部活もあまり自由にできないということになれば、おもしろくない、と感じるかもしれない。

そうなると、学校に行くのがいやになる場合もあります。私立といえども不登校はありますから、あまり本人がストレスを感じるような環境はやはり考えた方が良いと思います。

お父さん、お母さんが「自分が行きたいと思う学校」を選ぶのがいいのではないでしょうか?それは案外、選びやすい視点かもしれません。


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やさしい問題に注意


gakkoubetsu


算数の授業で、やさしい問題をやっていました。

「こんなの簡単だよ」
「瞬殺でしょう。」
なんて言っているわけですが、しかし、答え合わせをしてみると・・・?

「あ、6だ」とか「え、太郎を求めるのかよ」とか言っている。

まあ、そういうところはあるわけで、もちろん解き方はわかっているわけですが、しかし、間違える。間違えるとやさしい問題は差を広げられてしまう。これは痛い。

だからやさしい問題こそ、慎重に解かないといけない。瞬殺だ、と思って急いではいけないのです。


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