体力に合わせて

同じ5年生でも、やはりからだの成長に差があります。だから体力がある子もいれば、そうでない子もいる、

で体力のない子が、体力のある子と同じやり方の勝負をしても話にならない。それだけ体力がない分、勉強に対する集中力も、持続力も違うからです。

じゃあ、体力のない子はだめなのか、といえば当然そうではありません。5年生のうちは、基礎に集中していればいいのです。あまり難しいことをやらなくてもいい。

6年生になって、志望校が決まれば、その学校別対策で応用の枝葉を伸ばせばいいので、今のところはしっかり基礎ができていればいいのです。

そう割り切ってください。

ただ、そう考えるのに、ひとつ邪魔なのが組み分けテストです。テストはとても大事だと思うが、カリキュラムテストというのは、本来カリキュラムがわかったかどうかを試す絶対評価のテストであるべきなのに、なぜか相対評価されてしまう。だからフリーダムでは組み分けテストはしないのです。(月例テストは当然やりますが。)

なので、組み分けから意識を外して体力に合わせて基礎をしっかりできるようにすればいいと考えてください。

もし、組み分けに追われている、と思ったら、そういう環境からいったん離れるのもひとつの方法です。フリーダムWEB学習システムを使い、自分のペースで勉強している子は、時間を自由に決められるので、体力がなくとも学力を十分につけています。しかも家でやれることだから、夜遅くまでやらなくてもいい。

山に登る方法はいろいろありますから、体力に合わせた勉強法を考えてあげてください。


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併願校の考え方(2)

まず第二志望について
(1)第一志望に比べれば実力相応校であること。
(2)入学後の生活に本人が憧れを持てること。
(3)入試傾向ができれば第一志望と似ていること。
というのが要件でしょう。

滑り止めについては
(1)特に学校別対策をしなくても合格できること。
(2)日程的になるべく早く合格が決まること。
(3)何か子どもが楽しみにできる要素が学校生活の中にあること。
ということになるでしょうか。

基本的に学校別対策は第一志望と第二志望に限られると思います。2校に絞ったとしても、傾向が違えばやることは自然と増える。だからなるべくならば、第一志望と第二志望については入試傾向が似ていることが望ましい。第一志望に記述が出るなら、第二志望も記述が出る学校を選んだほうが、対策は容易になるはずです。

で、第二志望は案外決まりやすいのですが、滑り止めがなかなか決まらない。

というのは、やはり名前に影響されるからでしょう。そこにいくくらいなら、という感覚があるのであれば、むしろ高校受験を前提にした方がいいかもしれません。ただ、私はよくこんなお話をします。
「偏差値が高くて悪い学校があり、偏差値が低いが良い学校がある」
何が悪いかといえば、子どもに合うか合わないかという意味です。偏差値が高くても、お子さんの性格に合わない学校はいい学校とはいえない。むしろ、低くても環境がのびのびしていたり、いろいろな活動が盛んだったりということがあるわけで、それが子どもの力を引き出す環境にはなり得るのです。

滑り止めは、対策をしなくても合格するレベルであってほしい。だから、逆に何かに目をつぶる必要はあるわけです。しかし、私はいろいろな学校を訪ねていますが、今の私立はどこもしっかり努力をしている。教育の質を上げること
も、環境を良くすることも、本当に力をいれています。だから、見るべきものはある。それを単に名前だけ見て判断してしまうのは危険があります。

まだ、今のうちは冷静に見ることができる。試験に落ちて、あわててこれから試験をやる学校を探すなどということのないように、プランニングは今のうちに考えておかなければなりません。その意味で滑り止めは「親がしっかり決める」必要があります。

「あなたは第一志望ど第二志望のことだけ考えなさい。滑り止めはお母さんに任せない」
が良いのではないでしょうか。


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