やり込む感覚

6年生になって大事にしないといけないのは、自分から「やり込む」感覚で勉強する、ということです。

やらされてはいけない。やらされると、やり込むことはできないからです。

あくまで自分でやり込む。例えば「電気」の問題が今ひとつわからない。あるいは、意味がよく分からない。

そういうときに、そこに集中して「やり込んでみる」。

テキストをもう一度見返す。参考書を見てもいい。あるいは、授業のノートを見返してもいい。そして、問題を解く。問題を解いて、なぜそうなるか徹底的に考える。

できる限り問題を解いた方が良いが、だからといって終わらせる感覚になってはいけない。もう少しやってみよう、ぐらいのところで進んだときにやりきる感覚。

そういうものが積み重なってきて、初めてわかるようになる。「もうできる」と思えるようになってしまうまでやり込むのが良いのです。

今の子どもたちはどうしてもやらされることが多い。だから自分でやり込もうという感覚が薄い。

それが逆に時間ばかりかかっているが、いっこうにできるようになっていない、という現象を生むのです。

そろそろ勉強に対する考え方を変えていく時期に入ってきたので、「やり込む感覚」を経験して欲しいと思います。


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