先生にもいろいろなタイプがいますが、その中に教えたい先生、がいます。
子どもがわからない、というと、すぐ教えてしまう。
どうだ、こんな解き方もあるんだぞ、みたいな感じ。
確かに玄人受けする解き方かもしれませんが、それで子どもたちはまずできるようにはならないのです。
むしろ、教えない先生についた子ができるようになる。
ところが、最近の子どもたちの様子を見ていると、すぐに「教えて」モードに入る。今までたくさん教えてもらっているから、自ら解決しようという気にならない。
さらに言えば、やらなければいけない問題がたくさんあるから、そんなに最初からひっかかっていられない、という意識もある。じゃあ、教えたら次にできるようになるか?と言えば、まずできるようにはなっていないのです。
つまり、自分で考えないとできるようにはならない。
したがって先生としては子どもたちの「教えて光線」に耐えつつ、「だめ、もう一回」というのが本当は正しい。
積み残したら、まあ、それは一旦切り捨てて、とにかくできる問題を一問でも増やした方が良い、と考えてください。
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