いつまでなら間に合うか?

中学受験は近年3年生の3学期から始める方が多いでしょう。

しかし、これは大変長い。小学校生活の半分が受験になる、というのはやはり長すぎるわけですが、ではいつまでなら間に合うのか?という質問がありました。

これは、お父さんの転勤によるもの。今まではもうしばらく海外にいるつもりだったのが、会社の都合でどうも帰国になりそうだ。だったら中学受験をしようか、ということです。

で、もちろん入試のよって異なり、外国語の作文と面接というような試験からフル4教科の試験までいろいろあるわけで、一概にここから間に合うと言いにくいところはあるのですが、1年あれば何とかなる、とは思います。

以前、フル4教科を半年で何とか間に合わせたこともありますが、さすがに忙しい。まあ十分ではない、ところも多々あったでしょう。

それに比べると1年のときは、まあ、それなりに忙しいがそれでも十分に準備ができたと思います。

当然のことながら、もちろんある程度読み書きや計算ができることが必要です。

しかし、考えてみればわかることですが、特殊算と呼ばれる問題はすべて一次方程式なので(連立方程式を含む)比がわかればある程度全部解けてしまう、のです。逆に~算などと考えずとも問題文の意味がわかればある程度短期間で対応はできてしまう。

まして2年間あれば、それは十分でしょう。だから3年は多いのです。

その分他のことができた方が良いのではないか。スポーツや文化的な素養を身につける時間も子どもたちには必要な時間だと思います。


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