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フリーダム進学教室学校別入試対策説明会のお知らせ
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国語・社会という科目の性質上、知識の暗記は避けて通ることができません。
授業の中で「では、問題です」といきなり問題を出して復習として確認するようにしています。
先日、こんなことがありました。
前回の授業で「来週までにこの20個覚えてきてね。来週聞くからね。」とあえて予告をしました。そこで、前回の授業で不正解だったものから5つ選んで授業の前に別紙に問題を作って、授業の冒頭で出しました。
「 あれ?さっきやったのに・・・・・・ 」とばつの悪そうな顔に。
結局、答えられたのは1つ。
ここで問題なのは正解が1つだったということではなく(まぁ1週間かけて1つというのがよいわけではないのですが・・・・・・)、本人の「さっきやったのに」という言葉です。
授業が始まる直前にまずいと思ってやったのでしょう。でも、やったばかりでもできなかったわけですから、そんな簡単に覚えられないのだということを感じてくれれば無駄ではないので、どうすればいいのかという話をしました。
多くの5年生は、まだ自分がどんなことにどれだけの時間がかかるか、どんな癖があるかなど自分自身の特徴はわからないものです。だから、失敗から何を学ぶかが大切なのです。失敗を学びの場に引き上げるのがまわりの大人の役目なのです。決して失敗を責めることではありません。
合否はがんばったかどうかではなく、自分がしっかり得点することで決まります。シビアかもしれませんが入試とはそういうものです。だからこそ、本人が「やった」ということで満足せずに、自分のペースでもよいので「できた」にこだわることが大切なのです。
ゲームの攻略本を読んでアイテムなどを一発で覚えられるのと同じように、すべての知識の暗記も一発で覚えようとしてはいけないのです。 例えば、興味のある歴史はすぐに覚えられる、興味のない地理はなかなか覚えられないという差が生じるように、 興味のあるなしで吸収スピードや定着度合いが全く違うのです。
ですので、自分の力で何も見ずに正しくできるのかという視点で、日々少しずつ繰り返して暗記に取り組んでほしいと思います。結果として、その方が覚えたものの定着はよいのです。
フリーダム進学教室 新連載 学校訪問シリーズ
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