その子が初めてやってきたのは5年生の秋でした。
塾の組み分けテストに追いまくられ、一生懸命やっているつもりなのだけれど、点数が伸びない。クラスは低迷したままで、本人が達成感を何も感じていない、ということに気が付いたお母さんはやり方を変えようと思って来塾されました。
で、最初に本人に会ったとき、疲れているな、と思いました。5年生ですから、まだまだ余裕があるはずなのに、もう切羽詰まっている感じ。
「この塾ではねえ、席はテストで決まらないから。どこがいい?」と尋ねると、ある席を指さしました。受験に向かうまで、その席で彼は勉強しました。
で、少しずつ少しずつ回復し、何とか最後自信をつけたと思います。
5年生で疲れているのは、やはり問題です。本当はまだまだ先があるのに、どうしてそんなに切羽詰まってしまうのか。子どもたちの消耗がどうしても気になります。
本当にそんなに長い時間塾に通わずとも十分に受験にはなるのです。むしろ早く始めることで遠回りをしている可能性がある。
いまもう疲れているとしたら、ちょっとやり方を考えた方が良いかもしれません。
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