集合授業というのは、先生が全員にそのカリキュラムを教えます。子どもがどのくらい理解できるか、というのは子どもによっていろいろで、最終的に理解できるかどかは、子どもの力にかかっているところがある。
だから、その場でわからなければ、もう一度復習したり、問題をやったりするわけです。しかし、その宿題や復習が今の子どもたちにはなかなか大変。
いや、昔も大変だったのです。ただ、昔はお母さんが家にいることが多く、兄弟姉妹もいたので、何となくやらないといけない雰囲気があった。
しかし、今はお母さんが仕事をしている家庭が多く、また兄弟姉妹も少ない。結果として、本人が一人、家に残されるから、なかなか自分で課題を果たせない。ずるずると遅れてしまうことになるのです。
お母さんの相談を聞いていて、これはやはりやり方を変えなければいけないかもしれない、と思いました。塾で習って家庭で復習する、は子どもたちの意識が相当高くならないとなかなか進まない。
ならば、塾で完結させるしかないわけですが、そうなると復習という過程を塾でやらなけばいけなくなる。
これは個の勉強ですから、塾での勉強のあり方を個別に対応できる形式に変えないといけない。
ただ、6年生の後半はいつもそうであったのです。
みんなが同じ勉強をしなければならない、と考えるのはある意味塾の論理であって、子どもの課題はいろいろあるから、むしろ個別に対応してしまった方が効率が良いし、元々志望校が違う以上、やることも必然変わってくる。
来月から新年度になり、子どもたちを個別に預かり、それぞれの課題を効率良く学習してもらうスタディールームがスタートします。塾で完結して、家での勉強は最後の追い込みぐらいにする、という目標を立てています。
そのためのWEB学習システムもいよいよ完成しますので、子どもたちにどんどん力をつけてもらいたいと思っています。
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