組み分けテストの弊害

本来カリキュラムテストというのは、その回期の学習がどのくらいわかったのかをチェックするためにやるものです。

しかし、それが組み分けに使われると、もはやカリキュラムチェックという要素はあまり意識されず、とにかくクラス上下に躍起になってしまう。早いうちから暗記勝負をしなくても良さそうなのだが、クラス落ちが恐いからつい、点数のとれるところばかりに力が入り、肝心の算数や国語がちゃんとできない。

結局のところ、組み分けテストが進むと勝ち残った上位層とそうでない層に分かれてきます。塾は勝ち残った層に手厚く指導を施せば、実績が上がる、というシステムなのです。

逆に、勝ち残れなかった子どもたちの特徴は他の教科に比べて社会だけ点数が高いこと。

これまでそれでしのいだ結果でしょう。その代わり算数などは暗澹たる状況になる。

だから目先の点数にとらわれてはいけない。まず算数と国語をしっかりやる。覚えるものは後でも良い。という考えでいかないといけないのです。

すでにそういう状況になっている5年生は、もう手を打たないと間に合いません。

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