6年生とはいえ、やはりまだ12歳ですから、幼いことは間違いない。特に男の子はそう見えることが多いでしょう。
その結果として、「何とかせねば」と思いがちなのです。実際に小学校受験と同じように子供の手を引いて受験させる、みたいなご家庭もないとはいえない。で、そうしないと合格しなかっただろうと思われる子もいることはいます。
しかし、その後のことを考えると、どうもやはり感心できないというか。
つまり、そういう子は、中学に入ってもそういうところが出てきて、自分で何かをする習慣になっていない。結果として、また遊ぶから中間や期末の試験ですごく悪い点数をとったりする。それで反省して自分なりに何とかしようと思ってくれればいいが、以前に手を引っ張ってもらった経験があるので、またなんとかなるだろう、みたいな感じになりがちです。
とはいえ小学生の頃と違ってしっかり反抗期なので、お母さんが手を引っ張ろうとしてももう無理、というようなことになりかねない。これは逆に非常にまずいことになっていくパターンなのです。
ですから、まあ、いろいろな思いはあるかもしれないが、ここは後ろで見ている一手ではなかろうか。
何とかしようとすればするほど、自分でしなくなることは間違いない。本人が自分でやるのを手伝うぐらいなら、まだいいが、あれしなさい、これしなさい、の繰り返しになってくるのはあまり賢明な策とはいえないところがあるのです。
やはり本人の受験ですから、本人が自力で何とかする方向へなるべく持っていけるように考えてみてください。
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