お母さん同士の話から、
「~ちゃんは、学校から帰ってから、6時間も勉強してるんだって。」
とか
「~君はもう、過去問終わっちゃったんだって。」
という話を子どもにされる場合があるかもしれません。
本人がやる気になってほしい、と思う気持ちもあって、こういう話をされるのでしょうが、逆にそういう話は「比べる」ことを子どもに促している部分もあります。
「~ちゃんのお母さんは、いつも算数を教えてくれるんだって。」
「~君のお父さんはいつむ塾に迎えにきてくれるんだって。」
という話をお父さん、お母さんが聞いたらどんな気持ちになるでしょうか?
「ウチはうちよ。」
と思われるのであれば、子どもも
「ボクはぼくよ。」
と思ったとしてもおかしくはない。
むしろ、そうあってほしいと思います。
人がどうであるか、ということは、受験ではあまり重要ではない。入学試験というのは、本人が受験する入学試験で合格点をとればいいだけのことであって、だれそれがどうであるか、ということは何も関係がない。
むしろ、何をやらなければいけないか、ということが明確になって、それを実行していくことが大切で、やらなくてもいいことは「やらない」と決めることも本当に大事なことなのです。
つまりそこだけに注力していればいいので、他のことは眼に入らなくていい。
これからは、いろいろとお母さん同士で情報が行き交う時期に入ってきますが、あまり心を揺らさないことです。
「ウチはうちよ。」
と考えることが一番大事な心構えでしょう。
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