子どもの成長には個人差があります。
まして、3月生まれと4月生まれの子どもたちにはおよそ1年の差があるわけだから、4年生や5年生の段階で、うまくいかない、からといってあせってはいけないのです。
最近の中学受験のカリキュラムは以前に比べると半年早くなりました。
ということは、さらに早く仕上がることを意図されているのだが、実は締め切りは変わっていません。つまりは6年生の終わり。入試に間に合えばいいのです。
例えば算数で分数や小数ができない子どもたちは増えています。
これは早くからいろいろなことをやり、かつ前倒しされているから、充分な練習ができていないことが最大の原因です。
うまくいかなければ、繰り返し練習すれば良いわけですが、しかし、次のカリキュラムが来ているからそうもいってられない。
しかし、よくわかっていないことの上に何を乗せてもグラグラするのです。だったら、ちょっと足を止めた方が良い。
4年生や5年生でよく「壁」ということばが使われます。4年の壁とか、5年の壁とか。
しかし、壁にあたったら、足を止めてどうやって壁を超えるかを考えればいいだけです。一番大事なのは足を止めること。
いったい何が問題なのか、何を練習すればいいのか。ここをしっかり考えて実行できれば、やがて練習が積まれた段階で壁は自然に超えているものです。
間に合わせなければいけないのは、入試だけ。
それまでの間は多少止まっても何も問題はないのです。カリキュラム通り終えなくとも入試ができればいいのですから。
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一発勝負
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