中学受験と高校受験

中学受験と高校受験、どちらにしようか、と考えられるご家庭は多いと思います。

全国的に言えば、高校受験が中心の都道府県が圧倒的に多い。ここのところ、公立一貫校が増えましたが、でも中心は高校受験で、地域ナンバー1は県立高校というところが多いのです。

しかし、首都圏、関西圏、福岡、札幌などの大都市圏は中学受験が多い。これは私立一貫校が多いからです。逆に言えば、高校受験はそもそも公立受験であることが多い。もちろん、首都圏でも私立の高校受験はあるわけですが、私立は中学から募集を始めてしまい、高校では募集をしないところが増えてきています。これを完全一貫校といいますが、御三家で言えば開成以外はすべて完全一貫校になっています。

で、高校受験の場合、私立と公立ではやはり受験対策が違います。公立はまず学校の成績と内申があって、その上で学力試験ということになり、学力試験は5教科になります。一方私立は内申はあまり関係なく英数国の3教科で行われる。じゃあ、楽かといえば楽ではない。特に上位校は学校のレベルからかけ離れて難しくなる。
が、それは高校受験としては少数派です。例えば神奈川県では大きな高校受験の塾が4つありますが、そのほとんどが公立受験で、私立や国立校を狙うコースは別にしてあるのです。

したがって県立高校を狙うのと例えば早稲田、慶應のような私立校を狙うのでは戦略が違います。だから高校受験といっても目標によってやり方が変わってくる。
決して高校受験が楽といえないところもあるのです。

中学受験は小学生のうちに受験をするので、それはそれで負担が大きいところもあるわけですが、高校受験で分断されない6年間があるのはやはり魅力的ではあります。が費用は当然かかる。公立中学、公立高校と進むのとでは大分差が出てくるでしょう。

この辺のところはよく調べていかないといけません。我が家はどうするか、早めに考えていった方が良いでしょう。

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