塩酸と水酸化ナトリウム水溶液の中和の計算問題には2つのパターンがあります。
つまり、塩酸を固定して水酸化ナトリウム水溶液を入れていく場合と、水酸化ナトリウム水溶液を固定して塩酸を入れていく場合とに分かれます。
前者はできる固体が0からスタートし、どこかで中和すると今度は水酸化ナトリウムが増えていく。つまり固体の増え方がどこかの時点で変わります。
一方後者はできる固体が0からスタートしない。最初から水酸化ナトリウムがあるからですが、それがどんどん食塩になっていって、完全中和するとそれ以上は固体が増えなくなります。
で、この2つのパターン、まず1回で教えてしまうことが多いでしょう。
しかし、フリーダムは2回に分けました。テキストの編集をしていて、担当の先生と協議をした結果、やはり2回に分けようと。
2回に分けても十分に理解できるかどうかはわかりませんが、じっくり時間を費やした方がお互いに納得がいくだろうと思うのです。
自分のところでカリキュラムをコントロールするからできることではあるのですが、やはり、子どもたちが理解できるペースを考えていきたいと思います。
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