志望校の魅力をいっしょに考える

新6年生は塾で
「いよいよ、君たちの番だ」とか「これから正念場だ」とか、言われていると思うのです。

まあ、そうなのだろうが、まだピンと来ていない。確かに上の学年の入試が終わったので、やらなきゃいけないのはわかっているつもりですが、しかし、まだ1年も先のことだし。

で、同じように今ひとつわかりにくいのが、「なぜ中学受験をするか」ということでしょう。何となく良い学校だ、というのはわかるけれど、でもなあ・・・。

ある先生はこの時期、良く「いいか、私立は休みが多いんだぞ」というような話をしていました。まあ、確かに試験休みがあったり、夏休みが長かったりすることはあるけれど、この先生は何とか私立の魅力を伝えて、子どもたちにがんばってもらおうとしていた、だけなのです。

で、受験に対するモチベーションを上げるためには、その目標となる学校に入ることで、どんなメリットがあるのか、を考えてみることだと思うのです。

これは志望校を決める上でも大事なポイントでしょう。

これから難しいことをするわけだから、その結果として「~ができる」ということを子どもたちが具体的にイメージできるようにしてあがることが必要です。

ただ勉強しなさい、といってもそう勉強するものではないが、この勉強の先にそういう魅力がある、ということがわかれば、頑張るきっかけができる。

ぜひ、何が魅力なのかをいっしょに考えてあげてください。まずはそこがスタートポイントでしょう。

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語彙を増やすには

中学入試の国語の読解問題と、公立高校の国語の読解の問題を比べると、実はそんなに違いはありません。

やはり、公立高校はやさしいのね?

いえ、違います。小学生用の文章というのが、実は大変に少ない。

物語文はまだ選択肢があります。しかし、説明文とか論説文になるとこの数はかなり減ってしまう。勢い、高校入試と同じような文章を採録して問題を作ることになるのです。

で、問題はこのレベルの文章を読み解くのに、子どもたちの語彙が基本的には不足すること。

もし読書をしなければ、子どもたちの語彙は基本的に耳から入ることばで構成されていきます。つまり、親とか子どもたちどうしの会話から語彙が増えていく。だからいわゆるギャル語は同世代の中で広がっていくもので、その範疇だけで会話をしている限り、あまり語彙は増えていかない。

だから読解練習が必要だし、読書も大事なわけですが、ただ、読んだって、実は語彙は増えていかない。もちろん語彙に触れる機会は増えるのですが、正しい意味を理解しないまま、何となく意味を覚えていく。例えば「気が置けない」は、何となく悪い意味にとりやすい。「用心しないといけないような相手」という意味に捉えてしまいがちですが、本当はその逆なのです。というように間違って覚えてしまいやすい。

じゃあ、辞書を引くかと言えば、国語辞書はあまり便利にできていない。これは良くお話をすることですが、Aという言葉を調べるとBと出て、Bを調べるとAと出るようなことが起こるから解決しない。しかも今、国語辞書をせっせと引くような余裕を子どもたちは与えられていないでしょう。どんどんやらないと宿題が終わらない。

で、お父さん、お母さんにここは手伝ってほしいといつもお願いをしています。

つまり、横で一緒に本文を読んで、これは知らないだろう、と思うことばはどんどん教えていく。

辞書を引きなさい、なんて言わない。もう片っ端から教えていく。そうやって、大人と会話することが大事なのです。

なぜか?

子どもは耳から語彙を増やすからです。これはギャル語と同じ構造。耳から聞き、その音を聞いて、またそれを使うことによって語彙が増える。

「これはこういう意味だよ」
という会話はそれ自体が子どもたちの記憶に残る一番の方法であるからです。

お父さん、お母さんはお忙しいと思うのですが、ぜひ国語の読解の時は一緒に勉強してあげてください。

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