4年生のうちにやってほしいこと

中学受験の準備は5年生からでも十分間に合います。

また塾に行かずとも、家庭でお父さん、お母さんといっしょに準備をすることも可能です。子どもひとりで何とかなるか、と言われればなかなか難しいところはあるかもしれませんが、しかし、それも不可能とは思いません。要は自分がしっかり勉強すればいいことですから。

で、早くから塾に通う必要はないものの、4年生のうちにやってほしいことはいくつかあります。

ひとつは、本を読むこと。

フリーダムでも動画がありますが、しかし、基本はやはり文章を読んで理解することが求められる。6年生になって過去問をやっていくと、やはり解説をじっくり読むことが求められます。何より問題も文章が読めないと解けないから、読む力というのは大事です。

子どもたちの文章の音読を聞いていると、「本を読んでいる子」と「そうでない子」がよくわかります。当然、読んでいる子の音読がうまい。だから4年生のうちは、どんどん本を読んでもらいたいが、別に古典的な文学作品である必要はまったくない。推理小説でもいいし、科学的な文章でもいい。ただし、多少なりとも長いものを読んで欲しいと思います。

もうひとつは、計算。
学習効率を上げるにあたって、計算力がついていることがやはり必要で、これは分数、小数、小学校で習っていなくともどんどん進んで欲しい。
別に計算の塾に行く必要はなく、毎日少しずつ練習をしていけば、4年生でもかなり計算力はつきます。こういう基礎的な力ができている子の方が後が楽です。

最後にもうひとつ、何か練習して上達する経験をしてもらいたい、と思います。
サッカーでも音楽でも、何でもいい。

ちゃんと練習すればできるようになる、という経験を積めば、ちゃんと自分で考えて勉強することで問題が解けるようになることもわかるでしょう。
習いごとはそういう意味で非常に子どもたちに役に立つものです。

別にプロになることを目指さずとも、練習を積み重ねるという経験があれば、勉強にも十分活かされます。

以上3点ができれば、4年生としては申し分ない。4年生の3学期から受験勉強を始めても、十分にできるようになります。


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