子どもたちがやったテキストを見ていると、図にいろいろな書き込みが見られます。
中にはいろいろ考えて線を引いたために、実際の問題の図がわからなくなってしまう、ということもあるものです。
最近の子どもたちは自分で図を描くというのが下手になりました。これはやはり問題を板書したり、解説を写す作業が減っているからだと思います。テキストを配り、解答・解説を配れば、先生が板書した解説を写さずともわかるので、別に後で苦労しない。というので、板書を写さないということも多くなったかもしれません。
しかし、これでは子どもたちの図を描く力がつかない。
だから問題を解くとき、決して問題の図を使わない。自分で図を描くべきです。
問題の図は、そのまま情報としてとっておかないといけない。
だって書きこんで最早原型をとどめなくなったら、元になっている情報が正しいかどうか、わからなくなってしまうのです。つまり本人は確かめようがなくなる。
このことは、今後勉強を進めていくうえでとても大事なことです。
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