放任型というのは、自由な学校のことです。
制服もないし、校則もほとんどない。一応、期末試験はやるけれど、だからといって別に落第させることもない。
大学受験の勉強は別に授業でやらない。教員は自分の好きなことを教えている、といった感じ。
歴史でも通史をやることがなかったりする。
でも、まあ、大学受験の成績は良い。
この理由は、もちろん生徒たちがそれなりにできることと、本人たちが自分で受験準備を考えるからでしょう。
させられない以上、大学に入るために自分で何かをしないといけない。塾に行く、先輩の話を聞く、その他いろいろな情報を集めた上で、まあ、こういうやり方をしようか、と進んでいく。
もちろんその途上で壁にぶつかることもあるだろうが、自分でやる、という経験が多いから、何とか乗り越えていく。
その意味ではずっと管理されている生徒たちに比べると、最後の追い込みで伸びが違うのです。
もちろん、なかなか本気にならない生徒もいますが、しかし、大方は自分で進んでいく。
最終的にこの先は、自分でいろいろな問題を解決する必要があるわけで、その力を蓄えられることが放任型のメリットと言えるでしょう。
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