早い時期からの塾通いは、あまり賛成はできないのですが、しかし、受験する以上、がんばる時期は当然必要です。
ただ、それがあまりに長いと、精神的に疲れてしまうし、もとよりそんなに長くはやれないところがある。
例えば大学受験生の場合は、体力もあるから、さらに短期間でがんばることができるでしょうが、小学生の場合は体力がないから、まあ、そんなに長くもできないし、短期間に睡眠時間を削ってやる、ということもできないのです。
これは、できないし、やろうとするべきでもない。やろうとすれば、何らかの悪影響が起きるからです。しかし、半年ぐらいはがんばれるだろう、とは思います。つまりそれは受験前の半年。
締め切り効果もあるし、いろいろなことをやってきて、最後実戦的な勉強をしていると「出るもの」「出ないもの」がはっきり見えてくる。4/5年生のときは、そんなのは見えていないでしょう。土台、志望校も決まっていない。しかし、6年生の受験前半年は志望校も決まり、出題傾向も絞り込めるから、やらなければいけない勉強が具体的にイメージできる。
だから、がんばることもできるのです。で、もう一つ大事なことは、そこまでに疲れていないこと。また自分がダメだ、とも思っていないこと。
この2点は非常に大切です。ところがどうもこの時期に入る前に疲れたり、自信を無くしてしまっている子が多い。これがもったいない、といつも思うのです。
最後の半年間は本当に、がんばればかなりできるようになる時期です。ですから、ここでがんばれるように、その前は基礎の勉強に徹していくと良いでしょう。
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