感覚の違い ー金原崇ー

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よく聞く母親と男の子の会話です。

母「さっきやるように言った漢字の練習は?ていねいにやった?」
子「漢字の練習、やったよ」(と言って母親に差し出す)
母「これがていねいな字なの?」
子「うん」(視線はテレビへ)
母「これじゃ、練習したなんて言えない!やり直し!」(息子にノートを突き返す)
子「え~、いいじゃんか!」
母「ダメ!」
子「あ~」(と叫んで泣き出す)

母親としては書こうとすればていねいに書けるのになぜ書かないのかという思いでやり直しを指示したのでしょう。

子供としては見たいテレビを我慢してやったのだからこれくらいで許してよという思いで、気持ちはすでにテレビへ向かっているのでしょう。

よくこの手のことでご相談を受けますが、やはりお母様がここは俯瞰してみる必要があったように思います。

まず、本人がテレビを気にしている状況で漢字の練習をしたのですから、頑張ったことには一言ほめるべきでした。

もう一つは、「ていねいな字」というのがどういうものなのかを示すべきでした。低学年の子供であればなおさらですが、まだまだ常に一定のていねいさで字を書くことができないです。それを含んだ上で、「ていねいな字でこれくらい書けるといいね」と書いて見せて「ていねいな字」という曖昧なものを目で見てわかる形で示してあげるとよいです。

低学年の子供であれば、もし可能なら、テレビの後に一緒に練習に付き合ってあげるとよいです。そうしてやり遂げたらここでご褒美をあげてもよいと思います。

親として大切なのは、子供に結果論で感情的に責めるのではなく、結果検証を子供と一緒に考えて、ときにはやってみせて、見守ることです。そして、子供は一足飛びには成長はしないものと心得て、焦らないことです。

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