「国語のミス分析(読解問題)」-新スタッフからー

読解問題の直しをするように言うと、子供たちの多くは
 ・読み間違った。
 ・今度からはちゃんと選択肢を読もうと思う。
というように自分のミス問に対して感想や誓いを書いてきます。

もちろん、それはそれで大切なのですが、ミス分析には手順があると教えています。なぜなら、正解というよりも正解に至るまでのプロセスが理解できてこそ自分の解答の何がいけなかったかがわかるからです。そして、そこがわかるから次にどういうことに気をつけようとなるのです。

「泣く」と言っても、悲しくて泣く以外にも、悔し泣き、うれし泣きなどがあります。『気持ちには必ずきっかけがある』のです。そこをすべて実体験するのは無理ですから、読書や読解問題で『人はこういうときに泣くんだな』と知ることが大切なのです。その流れをノートにまとめてみるとよいです。これが「ミス分析」なのです。

手順を追って考えるという点では、国語も算数と同じなのです。ですから、ただやみくもに読解問題をやるのではなく、答え合わせ、ミス分析までするという「質」を大切に一つ一つ積み重ねていってほしいと思います。

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