勉強は苦しくてつらいものだ、受験勉強は特に苦しいものだ、というイメージがあるかもしれません。また苦しいところを乗り越えるから、合格するんだ、というような感じ方もあるかもしれません。しかし、そう辛いことばかりではない、と思うのです。
例えば暗記にしても、これだけのことを覚えることができた、という達成感を楽しむために、日々覚えていくことができれば、大した苦労ではない、と感じることはできるでしょう。算数の問題を何とか自分の力で解き明かそうとしてがんばるとき、そんなに苦しい、というよりは、何かワクワクしながら解いている子どもたちは多いものです。
だから楽しく勉強することはできるのです。歯を食いしばって、夜な夜な頑張らずとも、それなりに楽しく、面白く勉強することはできる。
歴史の好きな子は、よくテキストや教科書を飛び越えて、いろいろな本にまで手が伸びていますが、それは苦しくてやってはいない。もっと知りたい、もっと詳しくなりたい、と思う気持ちがそうさせているのですから、逆にそれを利用した方がよいと思うのです。
何か最近、楽しく勉強するなんてあり得ない、という気持ちで勉強している子が多くなっているような気がするのですが、もう少し考え方を変えた方がよいかもしれません。
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